避難所生活、考えるきっかけに 1泊2日「おやこ防災キャンプ」 福島県いわき市の泉北小 必要な備えや情報を共有

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避難所生活、考えるきっかけに 1泊2日「おやこ防災キャンプ」 福島県いわき市の泉北小 必要な備えや情報を共有

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避難所生活を1泊2日で体験する「おやこ防災キャンプ」は11、12の両日、福島県いわき市の泉北小で行われた。
市の主催で、取り組みは3年目を迎えた。自然災害が激甚化、頻発化する中、非日常的な避難所での生活を体験し、災害時に求められる備蓄品や行動を各家庭で考えるきっかけにしてもらおうと企画した。
2日間で、事前応募のあった14組36人の親子と泉ケ丘自主防災会、登録防災士、市職員、小名浜消防署員ら計約70人が参加した。
前日から降り続く大雨により市内全域に避難指示が発令され、断水や停電が発生したとの想定で体験やワークショップを行った。
参加者は市職員らから説明を受けながら、避難所に避難してきた際の受付の対応や簡易テント作りなどを行った他、防災BINGOや防災学習、災害時に役立つものづくり、消防体験などを通じて、有事の際に必要な備えや情報を共有した。
同キャンプは4、5の両日、市内の福島高専でも行われた。(いわき版)