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福島県会津若松市と神奈川県横須賀市の友好都市提携20周年記念証書調印式は11日、会津若松市の会津若松ワシントンホテルで行われた。歴史的なゆかりが深い両市の関係者は節目を祝い、さらなる交流促進を誓った。
横須賀市は葦名氏の祖・佐原義連の拠点で、1810(文化7)年には江戸湾警備の一環で三浦半島が会津藩領になるなど両市の関係は深く、2005(平成17)年4月に友好都市となった。市民団の相互訪問や、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の復興支援などを通じて交流を続けてきた。
証書に調印した室井照平会津若松市長は「震災時の支援は市民の心に刻まれている」と改めて感謝を示した。上地克明横須賀市長は「20周年を新たなスタートとして、より一層の交流を図りたい」とあいさつした。
■「荒城の月」などハーモニー響く
會津稽古堂で記念コンサート
友好都市提携20周年記念コンサートは11日、会津若松市の會津稽古堂で開かれた。
あいづ合唱団連絡会合唱団と横須賀市合唱団体連絡協議会合唱団が出演した。それぞれ楽曲を披露した他、両合唱団合同で「荒城の月」などを歌うなどして息の合ったハーモニーを響かせた。会津民謡いろは会も出演した。(会津版)

