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福島県川俣町在住で町文学サークル会員の水口ミキさんは米寿を迎えたのを期に、これまで執筆してきた随筆や短歌などをまとめた「米寿記念
空を仰ぐ」(A5判281ページ)を自費出版した。
3部構成で、1部には同サークルの文集「むらさき」に掲載された随筆をまとめた。2部には同文集「今年の一冊」での書評を、3部には「潮音」や「あららぎ」などに寄せた短歌を収録した。
二度の東京五輪、大阪での55年ぶりの万博開催など歩んできた時代で感じたことを思い思いに記してきたという。水口さんは「昭和100年、戦後80年。あっという間の人生をしみじみと感じながら夢中で駆け抜けてきた」と振り返る。
水口さんは1975(昭和50)年から国勢調査や工業統計、生産動態統計などの調査員を務めてきた。2018(平成30)年に瑞宝単光章を受章した。第44期民報サロン執筆者。(県北版)

