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福島市にある蓬萊団地の在り方を考えるまちづくりワークショップは5日、市蓬萊学習センターで開かれ、参加者が地域の課題や未来に意見を交わした。
蓬萊地区文化祭に合わせて「蓬莱まちづくりサークル」が主催した。地区の将来像を話し合う「蓬莱未来デザイン研究会」の発起人を務める福島大行政政策学類の今西一男教授の研究室が運営し、蓬莱ショッピングセンター(SC)が協賛した。福島大生や住民ら約30人が参加した。
4班に分かれ、団地の現状や展望、自分ができる取り組みをテーマに話し合った。自然の豊かさや歴史の奥深さなどが魅力の一方、学生との連携の少なさや空き家の増加が課題として出た。イベント開催などで住民や学生の関わりを増やす方策を提案する意見が上がった。
住民や商業者、地域づくり団体などの関係者が意見を交わしている蓬莱未来デザイン研究会は今年度、団地内の中心施設の一つ・蓬莱SCにあるコミュニティースペースの活用方法を議題に協議している。29日に3回目の会合を開く予定で、ワークショップの意見を反映させる方針。(県北版)

