複合型水辺施設「乙な駅たまかわ」1周年 来場者数8万7千人 福島県玉川村

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複合型水辺施設「乙な駅たまかわ」1周年 来場者数8万7千人 福島県玉川村

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福島県玉川村の複合型水辺施設「乙な駅たまかわ」がオープンから1周年を迎えた。民間の資金とノウハウを活用する方式で運営されており、来場者数は9月時点で8万7千人を超え、県内外の自治体や団体からの視察も多い。
施設は日本の滝百選に入る乙字ケ滝の近く、阿武隈川河畔にある。世界的な建築家隈研吾さんの設計で、昨年9月にオープンした。施設の運営は、民間事業者が資金調達から設計、施工、施設運営までを一括して担う「DBFO方式」を採用している。
明るく開放的な2階部分には村の観光案内所やベーカリー、1階部分にはあぶくまビールの醸造所やレストランが入る。今年の夏からは阿武隈川でのサップ体験なども行っている。
村によると、来場者数はオープンから約3カ月の昨年末時点で4万7433人、今年9月には8万7852人に到達した。施設の視察でも国の省庁関係者や地方議員、自治体職員など500人超を受け入れたという。
7日に乙な駅たまかわで行われた1周年記念式典では、運営事業者のトーカンオリエンスの三瓶佑樹社長とあぶくまビールの渡辺潤社長が1年間の取り組みを紹介した。須釜泰一村長は「村のにぎわいづくりに寄与している。さらに多くの人に来てもらえるように進化を目指す」と期待を込めた。(県南版)