福島のニュース
14日に盛岡市のきたぎんボールパーク(いわて盛岡ボールパーク)で行われた第78回秋季東北地区高校野球大会準決勝で福島県第1代表の聖光学院は八戸学院光星(青森第1代表)に敗れ、決勝進出を逃した。九回2死から好機をつくるなど意地を見せたが、ホームが遠かった。ナインは涙を流し「この悔しさは夏に晴らす」と再出発を誓った。
聖光学院は先発松本叶我(2年)の立ち上がりを攻められ先制を許した。堅実だった守備にもほころびが生まれ、相手ペースで試合が進んだ。
打線は相手よりも多い9安打を放ったものの、好機を生かせなかった。主将の猪俣陽向(同)は「大胆に攻めることができなかったのが敗因」と悔しさをにじませた。
「精神面や経験値で差が出た」と猪俣が語るように、課題も明確となった。2番手の紺野耀大(同)は3四死球と制球に苦しんだ。追いかける展開となった打線もつながりに欠けた。
来春の選抜大会(センバツ)に東北からは3校が選ばれる。3位決定戦を行わないため2年連続のセンバツ出場は選考委員会の判断となる。斎藤智也監督は「夏に大勝負できるようなチームをみんなでつくっていきたい」と気持ちを来夏に切り替えた。

