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福島県白河市表郷の吉野家ファーム福島は、国から「スマート農業技術活用促進法」に基づく生産方式革新実施計画の認定を得た。県内で同法による計画認定を受けたのは2例目。
吉野家ファーム福島は、暑さに強い水稲栽培の新品種を導入した。収穫作業中、田んぼごとに収量を計測できるセンサー付きコンバインを使用。収穫期を分散することで一回当たりの作業に当たる人員を削減し、効率よくコメを生産できる体制を確立した。
7日、表郷公民館で認定証授与式を行った。吉野家ファーム福島の滝田国男専務が東北農政局地方参事官の松井章房県担当から認定証を受け取った。
同ファームは2020(令和2)年7月、国が実施した「労働力不足の解消に向けたスマート農業実証プロジェクト」に加わった。野菜栽培の実証試験に参加するなど、積極的にスマート農業を活用してきた。滝田専務は「スマート農業の導入により、農業に興味を持つ若者が増えている。さらなる地域農業の発展に尽力したい」と意欲を示した。(県南版)

