福島のニュース
11月29、30の両日に福島県小野町で開かれる「ふくしま鉄道博」に向けJR磐越東線沿線の高校生が、湯を注ぐだけで手軽にみそ汁ができる保存食「みそ玉」作りに挑戦している。〝鉄道×食〟をテーマに、沿線地域の食の魅力を発信し、利用活性化につなげる。
鉄道博はJR磐越東線の利活用促進や沿線の将来について考えるイベント。企画の一つとして、沿線の田村、船引、小野、磐城桜が丘の4高校の生徒が考案した独自のみそ玉を会場で発表し、試食会などを繰り広げる。
みそ玉はみそに、だしや具材を練り込んだ保存食で、健康志向の高まりや発酵食ブームで注目を集めている。生徒は9月に小野町で開かれたワークショップでみそ玉作りを体験。知識や技術を各校に持ち帰り、味や形、独自性などのアイデアを練っている。
鉄道博のプレシンポジウムを18日午後1時30分から小野町多目的研修集会施設で開き、各校の生徒がこれまでの取り組みを発表する。町出身で名誉町民の発酵学者小泉武夫さんの講演会もある。入場無料。

