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大正ロマンを代表する画家で詩人、デザイナーとしても活躍した竹久夢二(1884~1934)の展覧会「生誕140年
竹久夢二のすべて
画家は詩人でデザイナー」は18日、福島市の県立美術館で開幕した。12月14日まで。
京都の福田美術館所蔵のコレクション約230点を紹介している。福島会場のみの特別展示「夢二と福島」では、本県ゆかりの風景画や美人画の作品約20点を観覧できる。
初日は新潟県関川村のせきかわ歴史とみちの館の講座「秋の美術館めぐり」の参加者26人が来館した。同館学芸員の神田舞子さん(44)は「現代でも通用する、斬新で新鮮な夢二のデザインセンスに驚いた。独特の雰囲気のある美人画も魅力的だった」と笑顔で語った。
県立美術館、福島民報社、テレビユー福島でつくる実行委員会の主催で昨年、生誕140年、没後90年を迎えた夢二の全国巡回展。会期中の25日午後2時から、元郡山市立美術館長の鈴木誠一氏が「夢二・漂泊の軌跡
ふくしま編」と題して講演する。11月8、22日は午後2時から、県立美術館学芸員がギャラリートークを行い、本展の見どころや作品を解説する。■竹久夢二展
ガイド
◆会期=12月14日まで
◆観覧時間=午前9時30分~午後5時まで(最終入館は午後4時30分)
◆休館日=毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
◆観覧料=一般・大学生1300円、高校生800円、小中学生500円
◆主催=「竹久夢二のすべて展ふくしま実行委員会」(県立美術館、福島民報社、テレビユー福島)
◆問い合わせ=県立美術館

