福島のニュース
福島市の会社役員末永純志さん(47)は東京都の東京武道館で開かれた全国防具付空手道選手権大会の形競技(一般・高校生男子の部)で3位に輝いた。「全国の舞台で初の表彰台なのでうれしい」と喜びを語った。
8人が出場し、予選、決勝にわたり技の正確さや力強さなどを競った。激しい動きを武器とする若い選手に対し、末永さんは指先まで神経を集中し、動作の一つ一つを丁寧に演じきったという。
普段は居宅介護支援事業所で働く傍ら、市内の道場で小・中学生らの指導にあたる。自身の研さんも怠らず、足腰の強化のためにランニングを続けた。大会では成果が表れ、動きの安定感が増した。
目標は50歳まで大会に出場し続けること。基礎的な動きに磨きをかけるつもりだ。「さらに練習を積み、後輩の良い見本になりたい」と高みを見据えた。
大会は全日本空手道連盟錬武会の主催で5日に開かれた。(県北版)

