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南相馬市原町区の東北電力原町火力発電所1号機は12月26日まで、6年に1度の定期点検を行っている。21日、報道陣に点検現場が公開された。
同火発は1、2号機合わせて約200万キロワットの出力がある。東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けたが、約2年後に発電を再開した。法令に定められた定期点検を8月22日に始めた。企業約60社、1日当たり最大約1200人の作業員が運転中は高温となるボイラー内部や直径約4・5メートルの蒸気タービンなどの点検に従事している。
1997(平成9)年の1号機運転開始後、初めて一部のタービンの交換を行っている。水蒸気が当たって回転し発電する重要な部分で、震災の津波で被害を受けた後も使用し続けた。
2号機は2027(令和9)年に定期点検を行う予定。

