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東京都で9日に開かれた全国通信指令・無線通話技能競技会の第2部で、県警チームが準優勝を果たした。競技は1チーム4人で出場。初めて臨んだ女性警察官らを含め、約2カ月間の猛特訓が実を結んだ。選手は「来年は頂点を目指す」と早くも次を見据えている。
県警本部通信指令課の佐藤信治警部補(43)と高野樹巡査部長(28)、郡山北署富田交番所長の松崎悠花警部補(30)、郡山署大槻交番の鈴木理菜巡査(20)が挑んだ。競技は、貴金属店で発生した事後強盗事件を想定し実施。110番通報の受理から始まり、一線署や現場への伝達、現場に臨場した後の事情聴取など、一連の流れを実演し正確さと迅速さを競った。
第2部には39チームが出場し、優勝は新潟県警、3位は京都府警だった。
森末治県警本部長への成績報告は15日、本部庁舎で行われた。森末本部長は成績をたたえ、一人一人に本部長賞誉を手渡した。
全国大会への出場経験がある佐藤警部補は「来年の優勝に向けて力を尽くす」と言葉に力を込めた。初出場の松崎警部補、高野巡査部長、鈴木巡査は「今後の実務に生かしていく」などと述べ、経験を糧に成長を誓っていた。
補欠選手は次の通り。
草野進、柏原弘明(通信指令課)横田莉央(福島署)小林美音(南相馬署)

