東日大昌平中がフリースクール今月開始 既に7人受け入れ大学施設も利用可

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東日大昌平中がフリースクール今月開始 既に7人受け入れ大学施設も利用可

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いわき市の東日本国際大付属昌平中は中学生を対象にしたフリースクール事業「サポートステーションブリッジ(SSB)」を今月、開始した。21日、東日本国際大で記者会見して発表した。同大などを運営する学校法人昌平黌は「学校法人の付属中がフリースクールに取り組むのは県内初」としている。
SSBは昌平中のフリースクールだが、施設は同大に置く。定員は20人程度で、既に生徒7人を受け入れている。教員、カウンセラー、スクールソーシャルワーカーが連携し、学習能力向上、自己肯定感の醸成、人間関係構築力の育成などを図り、学校に行けない生徒の社会的自立を支援する。図書館をはじめとした大学の施設も利用できるのが特徴となっている。
不登校対策にとどまらず、東日大昌平高、同高通信制課程、いわき短大や東日本国際大などへの進学も後押しする。
昌平黌の緑川浩司理事長は「地域のために『誰ひとり取り残さない』を実践する。優秀な人材を輩出していきたい」と語った。問い合わせは昌平中へ。