朝日ラバーのゴム製品 特殊眼鏡に採用 音を見える光に変換

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白河市と泉崎村に主力工場を置く朝日ラバー(本社・さいたま市、渡辺陽一郎社長)の主力ゴム製品「ASA
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LED」が、オンテロープ社(本社・東京)が開発した音を見える光に変換する眼鏡「ONTELOPE
Glass(オンテロープグラス)」に採用された。朝日ラバーが20日、発表した。
家電製品の動作音や人からの呼びかけ、車のクラクションなどの「大切な音」を聴覚障害者らが視覚的に認識できるようになる。健常者もイヤホンやヘッドホンで音楽を聴きながら周囲の音を確認するなどの新たな体験ができるという。
眼鏡のフレーム内側に虹色の「ASA
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LED」44個を配置、内蔵された高感度の小型マイクが周辺の音を感知し、光の色合いや明暗、グラデーションで可視化する。
朝日ラバーは「福島産の当社製品で、困りごと解決などに役立てば」としている。オンテロープグラスは11月14日から同26日まで、デフリンピック2025会場の東京・国立オリンピック記念青少年総合センターのブースに展示される。