AiCT(アイクト)がベンチャー企業支援へ 事業拡大や課題解決を支援 交流会スタート 福島県会津若松市

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AiCT(アイクト)がベンチャー企業支援へ 事業拡大や課題解決を支援 交流会スタート 福島県会津若松市

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福島県会津若松市のスマートシティ構想を担う企業でつくる一般社団法人AiCT(アイクト)コンソーシアムは今月から、会津大発ベンチャー企業の事業拡大や課題解決を支援する交流会を始めた。ベンチャー企業が、短時間で自社を売り込む「ビジネスピッチ」を行い、アイクトの会員企業側が多角的な視点でアドバイスしながら事業提携の可能性も探る。関係者は「地域経済の活性化につなげたい」と話している。
アイクトにはICT関連やコンサルタント、健康、製造、通信など大手企業を含む約100社が加盟している。会津大コンピュータ理工学部の卒業生や在学生は次々とベンチャーを起業している。交流会は、国内外で事業展開する多分野の企業が集うアイクトの強みを生かし、ベンチャー企業に対する支援と連携の場とする。
今回はベンチャー側から、交流サイト(SNS)や人工知能(AI)を活用して飲食店などの広告宣伝を支援する企業と、IT教育や企業向けDXを支援する企業の代表が参加した。アイクトからは世界的なコンサルタント企業「アクセンチュア」やTOPPANデジタル、バンプージャパンなどの会員企業が集った。会員企業からは事業を評価する声とともに、厳しい競争を生き残るための提案、事業拡大に向けた改善案などの意見があった。
交流会は11月以降も定期的に開催する。交流会を担当するTOPPANデジタルの担当者は「将来的にはベンチャー企業に限らず、地元企業のアイデアや新規事業も対象にし、連携を深めていきたい」としている。