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インバウンド(訪日客)の受け入れ促進に向けた福島県いわき地方振興局のモニターツアーは23、24の両日、いわき市内で行われた。同市の東日本国際大に通う留学生が参加し、外国人目線でいわき湯本温泉を拠点とした自転車観光の魅力や課題を分析した。
ミャンマー、韓国、モンゴル、中国からの留学生5人が参加し、電動のEバイクでモデルコースを走った。市内四倉町でレンタサイクル店「颯サイクル」を営む木村匡志さん、サイクルツーリズムの魅力をSNS(交流サイト)で発信している旅館こいとの宗像達応さんが案内役を務めた。
初日はいわき湯本温泉を周遊する約14キロのコースを走り、JRA競走馬リハビリテーションセンターや金刀比羅神社を巡った。旅館こいとに宿泊し、温泉や食事を満喫した。2日目は小名浜地区まで足を伸ばす約45キロのロングコースを試走。いわき・ら・ら・ミュウや三崎公園などを訪れた後、海沿いのサイクルルートを走り新舞子ハイツを経てJR湯本駅に戻った。
今後、2回のモニターツアーを実施し、留学生の意見をサイクルルートの策定や旅館の受け入れ態勢の充実に生かしていく。(いわき版)

