福島県復興に強い決意 赤沢経産相が就任後初来県 知事と会談

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福島県復興に強い決意 赤沢経産相が就任後初来県 知事と会談

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赤沢亮正経済産業相は25日、就任後初めて福島県を訪れ、県庁で内堀雅雄知事と会談した。赤沢経産相は東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの福島県復興に最後まで責任を持ち全力で励む決意を示した。
赤沢経産相は原発事故の発生から14年半以上が経過した現在も依然として多くの被災者に避難生活などを強いていることなどを謝罪。その上で、福島県の復興と福島第1原発の安全かつ着実な廃炉は経産省の最優先課題であると強調した。「福島の復興は途上であり、決して風化させてはいけない。国が前面に立ち最後まで責任を持って取り組んでいきたい」と約束した。
内堀知事は経産省が福島県の未来にとって重要な使命を背負っているとあらためて指摘。避難地域の復興・再生では『伴走支援』、原発の廃炉対策では『責任貫徹』、福島第1原発の処理水の海洋放出では『油断大敵』という言葉を挙げ「この3つのキーワードを忘れずに職務に務めてほしい」と求めた。
赤沢経産相は同日、県庁で西山尚利県議会議長、福島県大熊町で吉田淳町長、福島県双葉町で伊沢史朗町長と面会した。福島第1原発も視察した。