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福島市の御山地区町内会連合会と同地区共創のまちづくり懇談会は、市内の信夫山の北側にある遺跡をまとめた看板を御山公園に設置した。懇談会が地元の歴史を広く知ってもらおうと5年間取り組んできた活動の集大成。28日、現地で除幕式を行い、関係者が完成を祝った。
太平洋戦争中に信夫山にあった地下軍需場跡、1977(昭和52)年の東北新幹線建設工事の際に見つかった平安時代の集落跡・御山千軒遺跡など信夫山の周辺から新幹線の西側周辺までに点在する計28カ所を地図で紹介している。
懇談会は2021(令和3)年度に地元の歴史を広く伝える活動を始め、昨年度までに御山千軒遺跡の看板や旧御山小跡地の標柱を設置し、地域の成り立ちを記した冊子を発行していた。
除幕式には関係者約10人が出席した。御山地区町内会連合会長を務める懇談会の白坂正一郞代表が「多くの人に遺跡を知ってもらい、心躍らせながら散策を楽しんでほしい」とあいさつした。(県北版)

