命の尊さ、骨髄移植の体験から語る 修明高で映画「みんな生きている」上映 主演の樋口大悟さん登壇 福島県棚倉町

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命の尊さ、骨髄移植の体験から語る 修明高で映画「みんな生きている」上映 主演の樋口大悟さん登壇 福島県棚倉町

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福島県骨髄バンク推進連絡協議会(関根政雄会長)は10月28日、棚倉町の修明高で、白血病の青年と骨髄提供を依頼された女性ドナー、二人を支える人たちの葛藤を描いた映画「みんな生きている~二つ目の誕生日~」を上映した。急性骨髄性白血病で骨髄移植を受けた主演の樋口大悟さんが登壇し、闘病中の思いや骨髄バンクの重要性を語った。
10月の骨髄バンク推進月間に合わせて上映会を企画した。同校生徒や棚倉町職員らが参加した。
樋口さんは25歳の時に急性骨髄性白血病と診断された。骨髄移植後にマクドナルドのハンバーガーを食べて涙が止まらなかったと紹介し、「日常の生活に戻れたと思えた」瞬間だったと語った。
命の大切さを伝え、骨髄バンクの輪を広げたいと思い、映画の企画・原案を担当したという。生徒に向けては「今を楽しんで頑張ってほしい」とエールを送った。
生徒を代表し石井優成さん(3年)が「毎日、当たり前のように生きてきた。これからは一日一日を大切に生きたい。困っている人を助けたい」と誓いを新たにした。(県南版)