多彩な芸術作品に触れて 3日まで「なんでも展」 葵高2年の赤城さん企画運営 福島県会津若松市

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多彩な芸術作品に触れて 3日まで「なんでも展」 葵高2年の赤城さん企画運営 福島県会津若松市

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葵高2年の赤城なつみさん(17)は1日から3日まで、福島県会津若松市のシェア型複合施設「SHARE
BASE
Aizu(シェアベースあいづ)」で芸術作品の展示イベント「なんでも展」を開く。1人で企画・運営し、必要な資金はクラウドファンディング(CF)で調達した。「美術に興味がない人も気軽に立ち寄り、創作活動に親しみを持ってもらいたい」と来場を呼びかけている。
赤城さんは高校1年の頃、地域の展示会に出品した際、来場者が少なかったのを残念に感じた。「もっと多くの人でにぎわってほしい」。中高生が地域の身近な課題解決について考える教育プログラム「ふろぷろ会津」に参加し、昨年初めて展示会を企画した。
今年は同校の探究活動「葵ゼミ」の一環で取り組む。昨年は市内の別会場で開いて約70人が来場したが、さらに増やしたいと神明通りにあるシェアベースを選んだ。施設の賃料や展示に必要な額縁代などはCFで確保した。知人や昨年の展示会の来場者らに声を掛け、7人ほどが計約20点を展示する。
3日間で100人の来場が目標だ。「美術展はハードルが高いと感じる人もぜひ訪れて、他の展示会に行くきっかけにしてほしい」と話している。
入場無料。時間は午前9時から午後4時(最終日は午後3時)まで。会場でレジンを使ったアクセサリーやキーホルダー作りのワークショップも開催する。(会津版)