商店街の壁、アート彩る 福島県猪苗代町に新名所 町合併70周年に合わせ

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商店街の壁、アート彩る 福島県猪苗代町に新名所 町合併70周年に合わせ

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福島県猪苗代町の商店街の壁をキャンバスに見立て、アート作品が生まれている。複数の作家が磐梯山や猪苗代湖などを表現。新名所として注目を集めそうだ。
町内の若手らでつくる猪苗代アートプロジェクト実行委員会が企画した。これまでは学校の壁を利用していたが、町合併70周年に合わせ、会場を町内の目抜き通りに移した。
通り約300メートルにわたって3作品が完成した。「いーな郷の蔵」には猪苗代湖から昇る龍が描かれた。世界的に活躍する岩切章悟さん(東京都)が高さ9メートルの壁一面を使って鮮やかに仕上げた。
商店街共同トイレはスギサキハルナさん(神奈川県)と地元の児童が担当した。町内の土や植物などの自然素材を使い、動物や磐梯山などを表した。ななかまど食堂の壁は浅野友理子さん(宮城県)が植物などを描いた。
この他にもう1カ所設ける。通りには福島市の小池晶子さんがデザインした旗も掲げられている。実行委員長の楠恭信さん(46)は「商店街を散策しながら作品鑑賞を楽しんでほしい。地域を盛り上げたい」と話している。