燃料電池の仕組みわかった!! 2日まで 福島県いわき市で児童対象の教室

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燃料電池の仕組みわかった!! 2日まで 福島県いわき市で児童対象の教室

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福島県いわき市の企業などによる燃料電池教室は1日、市内の中央台公民館で開かれ、子どもたちが燃料電池車の仕組みや、ものづくりの楽しさに理解を深めた。教室は2日も開催される。
2016(平成28)年から開いており今年で9回目。バッテリー産業を核とした地域活性化を目指す「いわきバッテリーバレー構想」の実現に向けたプロジェクトの一環で、市内の東洋システム、常磐共同ガス、ひまわり信用金庫と、いわき市、トヨタ自動車が連携して開催している。
市内の小学生を対象に約90人が参加した。児童は燃料電池の仕組みや、燃料電池を活用した市内でのさまざまな取り組みを学んだ後、小型燃料電池の製作を体験した。開催企業の若手社員らが講師を務め、ものづくりの楽しさを伝えた。
会場では、新常磐交通(いわき市)の燃料電池バス「SORA」への乗車体験や、水素で動くキッチンカーで作られたドーナツの試食などもあった。
きょうだいで参加した丹野想太さん(10)は「燃料電池車の環境への優しさを学んだ。たくさん普及し、もっとエコな地域社会になってほしい」と述べた。