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福島県内の高校生が模型ロケットの打ち上げ技術を競う「福島ロケットチャレンジ2025」は1日、福島市のふくしまスカイパークで開かれた。福島工高定時制の3年生4人で編成したチーム「TEIJI魂」が優勝し、来年2月に南相馬市で開かれる全国大会「宇宙甲子園」への出場を決めた。
宇宙開発企業「AstroX」(南相馬市)や県などでつくる実行委員会の主催。福島、川俣、会津工、福島工、小高産業技術の各高校から計6チームが出場した。指定された高度250フィート(約76メートル)と滞空時間16~18秒に、いかに近づけられるかを2回の飛行で競った。
TEIJI魂の関根憲太さん(18)、伊藤颯汰さん(18)、伊藤凌壱さん(17)、高橋悠真さん(17)は3Dプリンターでパーツを制作した。0・01ミリ単位で機体の厚みを微調整し、強度とのバランスを考慮しながら軽量化を重ねてきた。
今回は高度242フィート、滞空時間17秒09を記録した。理想通りのフライトだったといい、高橋さんは「全国の舞台でもしっかりと機体を飛ばせるよう、4人で試行錯誤したい」と意気込んだ。
審査員特別賞は会津工の「チーム会工」、AstroX賞は福島の「PERSEUS(ペルセウス)」だった。

