福島のニュース
福島県大熊町で1日、フルーツを大人数で同時にスプーンですくうギネス記録の挑戦が行われた。356人で成功し、ギネス記録の認定を受けた。
町内の産業交流施設「CREVAおおくま」周辺で開かれた町ふるさとまつりで催された。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故発生前に「フルーツの香り漂うロマンの里」を掲げていた町の活性化につなげようと、町観光協会が企画した。同様の世界記録はなく、認定には250人以上の参加が条件だった。
おおくまキウイ再生クラブが手がけた町産キウイ「紅妃[こうひ]」を町民らが持ち、かけ声に合わせてスプーンで一斉にすくった。ギネス公式認定員がその場で記録を認め、町観光協会長の吉田淳町長に認定証を手渡した。
町観光協会事務局の一条勝則さん(51)は「大熊を応援してくれる人が大勢集まってくれたおかげで達成できた。これからも町民らが古里に集まる機会をつくっていきたい」と述べた。

