無人型「共同食糧庫」設置へ 郡山ハッピーチャイルドプロジェクト 子ども食堂など支援強化 福島県郡山市

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無人型「共同食糧庫」設置へ 郡山ハッピーチャイルドプロジェクト 子ども食堂など支援強化 福島県郡山市

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福島県郡山市内の子ども食堂などを支援する郡山ハッピーチャイルドプロジェクトは市内に無人型の共同食糧庫「コミュニティフリッジ」の設置を目指す。食料品の価格高騰を受け、経済的に困窮する一人親世帯や多子家庭の支援につなげる。
10月30日、市内のヨークベニマル本部で開かれた活動報告会で方針を示した。無人型の共同食糧庫は利用者が対面せず、好きなタイミングで必要な量の食材を受け取れる仕組み。設置時期や場所は今後検討するが、利用者の利便性や市内の地域性を考慮し、計3カ所設ける方針。同様の取り組みは県内では福島市で行われている。
報告会には協賛企業など85団体から約110人が参加した。プロジェクトは市内のあさかホスピタルグループの安積愛育園が運営している。同グループの佐久間啓理事長、メインパートナーのヨークベニマルの大高耕一路社長、椎根健雄市長があいさつし、地域全体で子どもを支える活動の推進を呼びかけた。
事務局の担当者が活動実績を報告した。2024(令和6)年度は70企業、個人7人が協賛し、寄付総額は1313万9638円に上った。9月末現在、プロジェクトに加盟する37団体の子ども食堂などへの食材配布、市と連携した宅食事業などを紹介した。
子ども食堂の運営団体や協賛企業が取り組みを発表した。ヨークベニマルは全店舗で展開しているフードドライブ事業を説明した。(郡山版)