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福島市の県立美術館で開かれている展覧会「生誕140年
竹久夢二のすべて
画家は詩人でデザイナー」は3連休中、多くのファンが訪れた。3日は声の大きさを気にせず観賞できる同館の「トークフリーデー」と体験イベント「親子で楽しむ夢二の世界」が開かれた。
イベントは県立美術館友の会が若い世代の美術ファンを増やすために発足した友の会+(プラス)の企画。市内外から参加した親子が子どもと大人に分かれて展示を巡った。
大人は学芸員とともに展覧会を鑑賞した。美人画や風景画、本の挿絵など多彩な作品を学芸員の解説を聞きながら楽しんだ。子どもたちは美術館や庭園を探検した。屋外に展示されている彫刻「歩く花」の前では、子どもたちが元気いっぱいに走ったり、作品の感想を言い合ったりした。
国見町から参加した会社員の富野雅尊さん(45)は「詳しい説明から夢二を囲む社会状況や心境を想像しながら観賞できた」と話した。福島市の鈴木まるさん(6)は「大きなお花の作品が面白かった。また美術館に来たい」と笑顔で答えた。■ガイド
◆会期=12月14日まで
◆観覧時間=午前9時30分~午後5時まで(最終入館は午後4時30分)
◆休館日=毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
◆観覧料=一般・大学生1300円、高校生800円、小中学生500円
◆主催=「竹久夢二のすべて展ふくしま実行委員会」(県立美術館、福島民報社、テレビユー福島)
◆問い合わせ=県立美術館

