福島のニュース
東京商工リサーチ郡山支店は5日、福島県内企業を対象とした忘・新年会に関する調査結果を発表した。「実施する」との回答は60・4%で、前年から3・8ポイント減少した。実施意向の企業の割合が前年に比べて減るのは、新型コロナウイルスの感染拡大が本格化した2020(令和2)年以来。
「実施する」とした企業の理由は「従業員の親睦」が86・3%で最多だった。業種別に見ると、卸売や建設、製造で実施する傾向が高かった。
一方、「コロナ禍前は実施したが、今回は実施しない」との回答は19・8%だった。このうち、6割の企業は「開催ニーズが高くない」を判断理由に挙げた。「参加に抵抗感を示す従業員が増えた」「忘・新年会に関わる費用を削減する」などの理由も目立った。
忘・新年会を実施する割合はコロナ禍前の2019年には76・3%に上っていた。感染防止対策のため2020年に5・1%に急落したが、その後は徐々に上昇。2024年は64・2%だった。
調査は10月にインターネットで行い、県内の106社から回答を得た。忘・新年会を実施する割合の全国平均は57・9%だった。

