福島県南会津町のだいくらスキー場　シーズン前にトイレをきれいに改装　利用客の声を反映

福島県南会津町の会津高原だいくらスキー場（田島）を支援する「だいくらスキー場を未来につなぐ会」は２日、スキー場のトイレなどをきれいにする作業に取り組んだ。参加者が手作業で改装し、冬のシーズンに備えた。
町は現在、官民連携でスキー場振興策を検討している。利用客アンケートで「トイレをきれいにしてほしい」との声があり、イベント形式で参加者を募った。
町内外から子どもたちら約９０人が参加した。地元の木材や塗装の会社から資材の提供を受け、トイレの壁などにペンキを塗るなどして環境を整備した。つなぐ会共同代表の湯田浩和さんは「子どもたちが楽しく作業してくれた。地元のスキー場に愛着を持つきっかけになればうれしい」と話した。
町は町有４スキー場のうち、だいくらと北日光・高畑（伊南）の両スキー場の閉鎖方針を示したが、公費負担を削減しながら存続させる方針に転換した。スキー場ごとに官民連携組織を立ち上げて振興策を協議している。（会津版）