特色選抜2578人全体の21.8% 福島県立高入試、前期定員枠

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特色選抜2578人全体の21.8% 福島県立高入試、前期定員枠

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福島県教委は6日、来春に実施する県立高の前期選抜で自己推薦となる「特色選抜」の募集定員枠を発表した。一般選抜を含む全日制、定時制を合わせた募集定員1万1800人のうち、特色選抜枠は2578人。全体に占める割合は21・8%で、今春から0・1ポイント減った。
全日制の募集定員は1万1360人。そのうち特色選抜枠は2522人で22・2%。特色選抜を行う全71校151学科・コースのうち、4校8学科・コースで前年より割合を増やし、4校9学科・コースで減らした。中学校の生徒数などを考慮し定めた。増加幅が最大だったのは、平工の5学科でそれぞれ10ポイント増。減少幅は35ポイント減で本宮の2学科が最も大きかった。
船引と小野の統合校「あぶくま柏鵬」は40%、平商と四倉の統合で誕生する「いわき商業情報」の4学科は各30%と設定した。
部活動の地域展開(地域移行)が進む現状を踏まえ、地域クラブなどでの活動実績も評価の対象としている。
今年春の特色選抜の志願倍率は0・79倍(全日制0・80倍、定時制0・18倍)だった。多様な生徒の取り組みを評価する仕組みとなっている一方、2020(令和2)年度入試で現行制度となってから6年連続で定員割れが続いている。