心一つに美しい演奏を 福島県いわき市の勿来二小 大正琴の全国大会に出場 休み時間も集まり練習

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心一つに美しい演奏を 福島県いわき市の勿来二小 大正琴の全国大会に出場 休み時間も集まり練習

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福島県いわき市の勿来二小の児童でつくる大正琴の2チームは、9日に長崎市で開かれる「全国子供大正琴コンクール」に出場する。メンバーの児童は心を一つに美しい演奏をすることを誓っている。
出場するのは4、5、6年生で編成するサンシャインNAKOSO2と4、5年生でつくるオレンジNAKOSO2の2チーム。同校の全国大会出場は3年連続で、2チーム同時出場は初めて。これまで2年連続で金賞を受賞している。
勿来二小では2022(令和4)年から、音楽や総合的な学習で、講師として琴城流大正琴振興会いわき支部長の深谷久美子さんを招き、日本の楽器である大正琴の魅力に触れる活動に取り組んでいる。
コンクールには毎年、出場を希望する児童を募ってチームを結成し参加している。今年は4~6年生の計31人が希望。2チーム編成で全国大会出場を決めるビデオ審査に臨み、見事、両チームとも出場チームに選ばれた。
夏から練習を本格化させ、放課後に毎週2回程度、練習した。その上、自宅で個人練習も重ねるなどして技術向上に努めた。本番で、サンシャインNAKOSO2は映画・魔女の宅急便の挿入曲「海の見える街」、オレンジNAKOSO2は映画・となりのトトロのオープニングテーマ曲「さんぽ」を披露する。
サンシャインNAKOSO2のリーダーの鈴木碧海さん(6年)は「授業の合間の休み時間も集まって練習してきた。とても楽しみ」と話し、オレンジNAKOSO2のリーダーの伊藤彩愛さん(5年)は「一生懸命練習してきた成果を、心を一つにして発揮したい」と抱負を語った。(いわき版)