福島市長選9日告示 16日投開票 現新3人立候補へ

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任期満了に伴う福島市長選は9日告示、16日投開票で行われる。いずれも無所属で、現職木幡浩氏(65)=2期=、元衆院議員の新人馬場雄基氏(33)、会社経営の新人高橋翔氏(37)の3人による選挙戦が確実な情勢。人口約27万人の県都のかじ取り役を選ぶ重要な選挙で、市政の継続か、刷新かが問われる。木幡市政2期目の評価に加え、人口減少対策、JR福島駅東口の再開発、若者の市外流出対策、持続可能な行財政運営などに具体策を示せるかが焦点になる。
木幡氏はふるさと納税寄付額増加や保育の待機児童ゼロなど2期8年の実績を強調。若者に選ばれ、誰もが住み続けたいと思える都市づくりの推進を掲げる。
馬場氏は現市政に「危機感」を表し、市民目線での改革を唱える。データに基づく施策の充実や成功体験づくり、東口再開発の再整理を最優先事項に挙げる。
高橋氏は風格ある県都の創造を訴える。女性、若者らが文化芸術をなりわいにできる環境づくり、市立大学の創設、宇宙産業の誘致による活性化を打ち出す。
前回市長選に続き、自民、立憲民主、国民民主、公明、社民の各政党をはじめ、連合福島、市職労が木幡氏を推薦した。共産は独自候補を擁立せず、自主投票とした。
立候補の届け出は9日午前8時30分から午後5時まで市民センターで受け付ける。各候補者は届け出後に第一声を放ち、選挙戦をスタートさせる。
期日前投票は10日から15日まで市内9カ所で行われる他、9カ所に移動期日前投票所を設ける。16日の当日投票は午前7時から市内77カ所で行われ、午後8時15分からNCVふくしまアリーナ(市体育館)で即日開票される。
9月1日現在の有権者数は22万5928人(男性10万8814人、女性11万7114人)。








市長選と同時選で行われる市議補選(欠員1)は元職1人、新人3人の計4人が立候補を予定している。
◆立候補予定者の事務所【木幡浩氏】福島市本町5の26、電話024(529)7640▽選対本部長=小河日出男【馬場雄基氏】福島市本町5の1、電話024(563)6645▽選対本部長=吾妻雄二【高橋翔氏】郡山市中田町海老根字欠下66の2、電話080(1136)4630▽選対本部長=大坂佳巨