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ピースボート福島子どもプロジェクトに参加した福島県南相馬市の中学生3人は7日、市役所を訪れ、門馬和夫市長と大和田博行市教育長に帰着報告した。外国語での会話を通じ、コミュニケーション力を養った成果を伝えた。
市内のNPO法人南相馬こどものつばさの仲介で原町二中の野口さらささん(3年)、石神中の水戸稀聖さん(同)と小丸なるみさん(同)の3人が訪れた。3人は7月21日から8月7日までの18日間にわたるプログラムに参加し、香港やカナダのバンクーバー、米国アラスカ州のシトカ、スワードを訪れた。世界1周旅行をしているピースボートに途中から乗船し、乗客の日本人や外国人に南相馬市や福島県を紹介した。アラスカでは犬ぞりの体験をするなど、現地の文化を学んだ。
3人は旅行先のさまざまな場面で英語を使い、買い物や観光したことを紹介。船では中国語や韓国語であいさつしたことも語り「積極的になれた」「また外国に行きたいと思った」「トラブルがあったが前向きに考えられるようになった」などと成長した姿を見せた。
門馬市長、大和田市教育長は旅行の思い出や学校で学ぶ英語との違いなどを尋ねた。
南相馬こどものつばさの西道典代表、佐藤慎治事務局長、引率した佐久間美結さんが同席した。(相双版)

