「デフリンピック」バスケ男子日本代表 福島県西郷村出身の越前由喜さん 村長に意気込み 「悲願の1勝目指す」

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「デフリンピック」バスケ男子日本代表 福島県西郷村出身の越前由喜さん 村長に意気込み 「悲願の1勝目指す」

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15日に開幕する聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京デフリンピック」バスケットボール男子日本代表で、福島県西郷村出身の越前由喜さん(26)=福島県立郡山支援学校勤務、東京スクラッチ所属=は5日、西郷村役場を訪れ、高橋広志村長に意気込みを語った。
高橋村長は「頑張る姿は村の誇り。村民2万千人が応援している」と激励した。越前さんは「日本は今までデフリンピックで勝ったことがない。まずは悲願の1勝を目指す」と語った。村役場が作成した越前さんへの応援弾幕が披露された。高橋村長や職員らは弾幕を持って、応援に向かう予定。







男子バスケットボール日本代表は16日午後1時30分から、大田区総合体育館で前大会王者で世界ランク1位のウクライナとの初戦に臨む。強敵との対戦に、越前さんは「日本の強みである攻守の切り替えやスピード感あふれるバスケットができれば勝負できる」と強調する。
熱心に応援してくれてきたという祖父が昨年、他界した。「世界の舞台に立つ姿を見せたかったが、天国から見守ってくれていると信じてプレーする」と思いを話す。
得意とするドリブル突破と、最後までボールを追い続けるハッスルプレーを大舞台で思う存分披露する決意だ。「村の子どもに元気と夢を届けたい」と誓っている。(県南版)