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陶芸の重要無形文化財保持者(人間国宝)「十四代今泉今右衛門展」は12日、福島県郡山市のうすい百貨店で開幕する。今右衛門さんは15、16の両日来場し、16日は午後1時からギャラリートークに臨む。展示会は17日まで。
福島民報社の主催。今回の作品展のために制作した吾妻山の雪うさぎをモチーフにした「色絵雪花薄墨墨はじき吾妻の雪兎模様花瓶」をはじめ、全作品がここ5年の新作となる。香炉、額皿、置物など70点ほどが並ぶ。十代~十三代の作品を参考展示する。
十四代今右衛門さんは、江戸時代からの有田焼最高級の磁器「色鍋島」を継承し、発展させてきた。白抜きの「墨はじき」の技法を基にした「雪花墨はじき」、現代感覚豊かな「プラチナ彩」など新しい美意識に挑み続けている。2014(平成26)年に人間国宝に認定された。
観覧時間は午前10時から午後7時(最終日は午後5時)まで。問い合わせはうすい百貨店へ。

