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第8回ふくしま植樹祭は9日、福島県小野町の小野公園で催された。参加者がミズナラやイロハモミジ、サクラなどの苗木1000本を植え、古里の緑を守り、育て続ける決意を新たにした。
県や県森林・林業・緑化協会、福島民報社などでつくる実行委員会の主催。2018(平成30)年に南相馬で開かれた第69回全国植樹祭の後継行事で、小野町70周年記念植樹祭と共同で催された。
主催者を代表し佐藤宏隆副知事が「森づくりの輪が広がり、福島県の未来がさらに豊かになることを期待する」あいさつし、小野町の村上昭正町長が「植樹祭を、次の世代に緑を引き継ぐきっかけとしていく」と述べ、地元の小野小に緑の少年団が設立されたことを報告した。前年度の開催地・いわき市の安藤靖雄副市長から村上町長に植樹祭のバトンをつないだ。2025ミス日本みどりの大使の佐塚こころさん、2017ミス日本みどりの女神の野中葵さん(須賀川市出身)もあいさつした。
公園内で関係者と参加者約300人で植樹活動や育樹活動を行った。木の枝クラフトやまき割り、落ち葉アートなどの交流体験プログラムも繰り広げた。住民がみそなどを使った伝統料理なども振る舞い、「発酵の町おのまち」をPRした。

