「作家たちの3.11」20日開幕 藤沼湖決壊の記憶つなぐ 福島県須賀川市で故・長谷川雄一さん追悼展示

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「作家たちの3.11」20日開幕 藤沼湖決壊の記憶つなぐ 福島県須賀川市で故・長谷川雄一さん追悼展示

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作家5人による東日本大震災の記憶をつなぐ展示会「作家たちの3.11」は20日、福島県須賀川市の藤沼湖自然公園内の三世代交流館で始まる。作家の1人で8月に亡くなった版画家長谷川雄一さんの作品を展示し、追悼する。
震災による藤沼湖決壊の記憶を後世に残そうと企画され、今年で3回目。2021(令和3)年の初回から参加している銅版画家阿部直人さん(郡山市)、地元の伊藤文夫さんをはじめ、画家の斎藤隆さん(須賀川市)、織物作家の松田肖子さん(同)、故長谷川雄一さんの作品が並ぶ。長谷川さんは会津若松市出身で、宇宙や自然を題材にした作品などで数々の賞を獲得した。藤沼湖決壊の記憶を伝えようと昨年の作品展から参加しており、他4人との親交も深かった。
主催するおもふるハートの深谷武雄社長は「長谷川さんの作品はもちろん、色々な作家さんの表現方法を楽しめる。ぜひ足を運んでほしい」と呼びかけている。
24日まで開く。午前10時から午後5時(最終日は午後4時)まで。問い合わせは藤沼湖管理センターへ。(県南版)