世界理美容技術選手権で2冠! 福島県白河市出身の千葉達彦さん 個人ロースキンフェード&団体「バーバー」で世界一

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世界理美容技術選手権で2冠! 福島県白河市出身の千葉達彦さん 個人ロースキンフェード&団体「バーバー」で世界一

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福島県白河市出身の理美容師千葉達彦さん(32)=埼玉県坂戸市在住=は今秋、フランス・パリで開かれた世界理美容技術選手権大会「ヘアワールド2025」で団体、個人戦の「2冠」に輝いた。千葉さんは「次のステージに向かって精進する糧にしたい」と誓いを新たにしている。
大会は9月14、15日に開かれ、70カ国から約1500人が出場した。日本代表の6人が、団体戦の「バーバー」「クラシック」の2部門合わせて4競技に挑んだ。千葉さんは頭皮に近い部分をシャープに借り上げる個人戦の「ロースキンフェードカット」競技で頂点に立った。上位3人の合計得点で「バーバー」部門を制覇する原動力となった。
千葉さんは4年前に日本チャンピオンとなったが、世界の舞台に立つのは初めてだった。今大会に向け店の営業を終えた午後9時ごろから翌日午前3時ごろにかけて練習を積み重ねた。「家族サービスできず、妻子に我慢してもらうことが多かった」と振り返る。
白河市のみさか小、白河二中、田村高を卒業した。田村高ではソフトテニス部に所属し全国大会で活躍した。白河市内で理容店「チェリー」を営む父彦人さん(61)と同じ道を目指し、都内の専門学校で学び理容店で修業した。今年4月に独立し、坂戸市で理美容店「ナンバーヘアー」を経営している。「この結果を、お客様に喜んでもらえるような技術につなげていきたい」と今後を見据える。
千葉さんら日本代表の3人は10月31日、上野賢一郎厚労相を表敬訪問し、「世界一」を報告した。