福島県矢祭町 伝統のコンニャクイモ収穫最盛期 土の下から「おはよう」 今月いっぱい作業続く

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福島県矢祭町 伝統のコンニャクイモ収穫最盛期 土の下から「おはよう」 今月いっぱい作業続く

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福島県矢祭町で在来種のコンニャクイモの収穫が最盛期を迎えている。香り高く、強い粘り気が特徴だ。作業は今月いっぱい続く。
町はかつて「こんにゃくの里」と呼ばれ、大正初期には生産量で日本一を誇った。現在、町こんにゃくいも生産者協議会の会員8人が伝統継承のために栽培を続けている。このうち同町金沢の片野憲仁さん(72)は、妻順子さん(69)と土の中で眠るコンニャクイモを丁寧に掘り出している。
猛暑の影響で葉枯れするなどしたが、同協議会は例年と同等の計500キロの収量を見込んでいる。町内の学校の出前授業で活用する他、白河市天神町の大島屋蒟蒻店に出荷する。