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将棋の「第15期リコー杯女流王座戦」五番勝負第2局は12日、福島県郡山市の郡山ビューホテルアネックスで行われる。福間香奈女流王座(33)=女流六冠=に西山朋佳女流二冠(30)が挑む「女流二強対決」で、11日は同ホテルで前夜祭が開かれた。
郡山市での開催は2019(令和元)年の第9期以来、6年ぶりとなる。この間、郡山での対局が2回予定されたが、新型コロナウイルスの影響などでいずれも中止になった。
第1局で勝利し、5連覇を狙う福間女流王座は「郡山の方々の温かさを実感した。明日は全力を尽くしたい」と決意を表明した。5期ぶりの復位を目指す西山女流二冠は「初めて郡山で対局した日を思いだす。第2局は落ち着いて自分らしく頑張りたい」と述べた。
リコーの佐藤真澄RGC産業印刷事業本部長、日本将棋連盟の瀬川晶司常務理事があいさつし、鈴木正晃副知事、高校時代は将棋部だったという椎根健雄郡山市長が歓迎の言葉を述べた。岡部弘幸郡山商工会議所副会頭の発声で乾杯した。
将棋の全国大会にそれぞれ県代表として出場した阿部里乃さん(安積高1年)と高橋一花さん(福島四中1年)が、両対局者に花束を手渡した。福島民報社の関根英樹取締役郡山本社代表が出席した。
リコー、日本将棋連盟の主催。日本経済新聞社の特別協力、県、郡山市、福島民報社などの後援。優勝賞金500万円。

