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常磐炭田で生きる人々を描いた絵画展「描かれた炭鉱(ヤマ)」は来年2月16日まで、福島県いわき市石炭・化石館「ほるる」で開かれている。常磐炭鉱の完全閉山50年を記念した企画展。
市内にあった古河好間炭鉱で勤務した後、画家となった故菊地正男さん(1930―2021年)の作品14点を集めた。炭坑内の仕事の様子や、炭鉱街に暮らす人々の営みを温かなタッチで描いている。絵で描かれた採炭機器も展示しており、当時の業務について学べる。
16日午前10時30分から、まち歩きイベント「絵はがきからみる湯本と炭鉱」を催す(要電話予約)。12月7日午後1時30分から、いわきヘリテージ・ツーリズム協議会の熊沢幹夫さんが「常磐炭田と地域社会」の演題で講演する。
開館時間は午前9時から午後5時まで。第3火曜日、1月1日は休館。料金は一般660円、中高大生440円、小学生330円。問い合わせはほるるへ。(いわき版)

