福島県郡山市総合美術展が開幕　５部門に２８１点の出品　木目沢さん（日本画）ら市長賞　多彩な表現、会場彩る

福島県の第６９回郡山市総合美術展は１１日、市内のけんしん郡山文化センターで始まった。日本画と洋画の前期は１６日まで、彫刻・工芸や書、写真の後期は１９日～２４日まで展示する。
実行委の主催。市、市教委の共催。５部門に２８１点の出品があった。前期展示では肖像画や風景画など作者の個性や技術が光る力作が並び、来場者の目を楽しませている。
開幕を前に審査が行われ、部門ごとに選ぶ最高賞の市長賞に、日本画部門は木目沢義一さんの「女神の塔」、洋画部門は栗林洋子さんの「永遠の永遠の永遠の」、彫刻・工芸部門は冨山好枝さんの「宇宙への憧れ―Ⅱ」、書部門は千田詔苑さんの「秋日江居写懐」、写真部門は熊田孝一さんの「愛の気持」がそれぞれ選ばれた。
入場無料。時間は午前１０時から午後５時（前期と後期の最終日は午後４時）まで。
市長賞以外の受賞者は次の通り。
◇大賞▽日本測地コンサルタント賞＝斎藤志津子（日本画）▽柏屋賞＝河原朝子（洋画）▽福島民報社賞＝城道秀壽（彫刻・工芸）▽福島中央テレビ賞＝鈴木蒼心（書）▽福島トヨペット賞＝千葉盛敏（写真）
◇特別賞▽昭文堂賞＝影山ミサ子（日本画）▽マチエール美術堂賞＝鈴木喜雄（洋画）▽陶房蜷川泰心窯賞＝鈴木嶺菜（彫刻・工芸）
▽美術賞＝吉田哲子（日本画）相樂澄男、神田久、内藤ゆう、佐藤草翠、阿部健次（洋画）南部雅郷（書）佐々木重春（写真）
▽奨励賞＝佐藤幸雄（日本画）鈴木麗乙絆、日下則夫、寺山瑞穂、沢宏志、石井志のぶ、大西尚子、加藤洋子、須藤文子、内島元子、鈴木七重、別府寿美子、佐藤栄子、只野謙次、宗形陽子、高田秀夫、佐藤裕、大野信一、遠藤秀雄（洋画）佐藤清雅（書）渡辺和久、佐藤幸雄、金子辰夫、加藤正幸（写真）
▽青少年賞＝芳賀駿、林ななみ（洋画）小林日和（彫刻・工芸）橋本結衣、青木咲郷（書）新井誉悠、白石澪莉（写真）（郡山版）