手作り星空で古里の魅力発信 福島県南会津町 プラネタリウム用シート接合 持ち運び可能なドームに

  • [エリア] 田村市 南会津町
手作り星空で古里の魅力発信 福島県南会津町 プラネタリウム用シート接合 持ち運び可能なドームに

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星空による地域振興に取り組む福島県南会津町と町民有志はプラネタリウム用のドームを手作りし、9日に町内の御蔵入交流館でお披露目した。今後、イベントなどで活用し、きれいな星空が広がる古里の魅力を発信する。
制作したのはたじま天文同好会や有志ら。プラネタリウム用のシートを購入して裁断し、機械で圧着させて作った。空気を入れて直径約5メートル、高さ約4メートルのドームに仕上げた。空気を抜けば持ち運び可能な大きさにできるという。
この日は4回、古里の星空を投影し、有志が来場した子どもたちや町民に説明した。制作に携わった古川晃さんは「学校などで活用したい。より改良を重ねてきれいに投影できるようにする」と話した。
会場では町主催の星空講演会が開かれた。田村市滝根町にある星の村天文台名誉台長の大野裕明さんが講演し、天文現象や天体観察の楽しみ方を語った。来場者は宇宙のロマンに興味津々の様子だった。(会津版)