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福島県南相馬市の行政区地域活動事例発表会は12日、同市原町区のサンライフ南相馬で開かれ、行政区加入促進に向けた情報を交換した。行政区の取り組みや課題を区長らが共有し、それぞれの活動に生かしていく。
約80人が参加した。小高区五区、鹿島区四区、原町区南町二の各行政区と、原町区高平地区まちづくり委員会の代表の合わせて4人が事例発表した。住民交流イベントや清掃奉仕、高齢者見守り、情報発信など、各行政区などでの取り組みを紹介。ごみ集積所の改善を図ったことで隣組への加入につながったことなども示された。一方、住民の高齢化が進む中で活動をどう継続していくかをはじめ、自主防災や空き家対策などが今後の課題として挙げられた。出席者はそれぞれの発表に耳を傾け、自分たちの行政区での活動にどう生かせるかを考えた。
発表会後、行政区加入を促進する「地域のつながり・ささえあいポスターコンクール」の表彰式が行われた。市内の小中学生から作品29点が寄せられ、全ての作品が会場に展示された。9人が入賞し、最優秀賞作品は行政区加入を呼びかけるのぼりやポケットティッシュの絵柄に活用されている。
受賞者は次の通り。
◇小学生(1~3年)▽最優秀賞=古小高蓮(原町三)▽優秀賞=田中怜(原町一)▽特別賞=渡辺倫太郎(原町二)
◇小学生(4~6年)▽最優秀賞=志賀葵衣(鹿島)▽優秀賞=鈴木大花(高平)▽特別賞=高山稜(原町三)
◇中学生▽最優秀賞=真城菜那(原町一)▽優秀賞=室原結(原町二)▽特別賞=杉本優香(石神)(相双版)

