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福島県柳津町は、町営バスの利便性向上と安定運営に向けた実証試験に乗り出した。本庁地区と支所地区を結ぶ「支所本庁線」を増便し会津バスなどとの接続を改善させる他、支所地区内の「琵琶首線」「高森線」「大峯線」を予約制で運行する。期間は来年1月17日まで。
支所本庁線の平日のダイヤに西山支所(午後1時発)―ふれあい館(午後1時23分着)、ふれあい館(午後1時30分発)―西山支所(午後1時53分着)を増便する。バスの待ち時間を解消し、利用者の利便性を高める。
琵琶首、高森、大峯の各線を利用する場合は専用電話、またはスマートフォンの専用アプリから予約する。第1便は前日午後5時まで、第2便以降は出発の1時間前までに申し込む。実証試験の期間中は誰でも無料で利用できる。支所本庁線はこれまでと同様に100円で乗車できる。
この他、ふれあい館―会津柳津駅間を運行する「まちなか線」にスーパーかねか前停留所を新設する。
町は利用者の声などを踏まえ、今後の町営バス運営の在り方を検討する方針。小林功町長は「町民の利便性の向上につなげたい」としている。(会津版)

