福島のニュース
飲酒運転が増加傾向にあるのを受け、福島県いわき市のいわき中央、いわき東、いわき南の3署と交通関係団体は「飲酒運転撲滅コースター」を作成した。市内の酒類を提供する飲食店に配布し、飲酒運転撲滅に役立ててもらう。
いわき市内の9月末現在の飲酒運転検挙件数は82件で、前年同期比で24件増加した。このうち交通事故による検挙数は42件で、前年同期比11件増。取り締まりでの検挙数は40件で前年同期比で13件増えた。
市内の検挙数は県内の3割以上を占めている。昨年11月施行の改正道交法により、自転車の酒気帯び運転も罰則が強化された。飲酒の機会が増加する年末に向けて各署が警戒を強めている。
コースターの表面には「フラシティいわき」のロゴ、裏面には市内の中学生が「その一杯で
あなたの人生
泡になる」と描いたポスターをあしらった。QRコードを読み取ると、ものまねタレントのホリさんが根絶を訴える動画が視聴できる。
完成披露・贈呈式を7日、いわき中央署で行った。阿部勝也署長が「多くの人にコースターを持ち帰ってもらい、一件でも飲酒運転を減らしたい」とあいさつし、平飲食業会の鈴木大介会長にコースターを手渡した。贈呈式後、各署管内の飲食店に配布した。(いわき版)

