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福島県会津美里町の伊佐須美神社御再建奉賛会は、2008(平成20)年の火災で焼失した伊佐須美神社の社殿再建に向けた初期構想図をまとめた。14日、会津若松市のホテルニューパレスで開かれた役員会で示した。
新社殿は室町時代から継承されてきた様式を守りながら、現在の仮社殿よりさらに北側に設置する。神様を祭る本殿、神主が作法をする幣殿、参拝者が祈願を受ける拝殿で構成する。拝殿は約100席を設置できるスペースを確保する想定で、バリアフリーや屋根から参拝者に雪が落ちないような配慮も施す。
総事業費は8億円で、2030(令和12)年の完成を目指す。将来的に新社殿の両側に、神饌殿と神楽殿の建設も視野に入れている。
役員会で会長の会津松平家14代当主松平保久さんは「再建には多額の費用がかかる。初期構想図をもとに幅広くPRして機運を高めたい」と話した。沼沢文彦宮司が新社殿の構想について説明した。

