「うまわーる」開所 福島県川内村に村複合まちなか拠点が開所 貸しオフィスなど整備

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「うまわーる」開所 福島県川内村に村複合まちなか拠点が開所 貸しオフィスなど整備

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福島県川内村が整備を進めていた村複合まちなか拠点「うまわーる」が14日、開所した。コワーキングスペースや貸しオフィスなど多様な機能を備え、地域内外の人の交流を促進する。
場所は川内二小跡地。東京電力福島第1原発事故に伴い、郡山市に全村避難中にドイツ赤十字社などから寄贈された仮設コミュニティーセンターを活用している。木造平屋で延べ床面積は約190平方メートル。各種展示や販売に取り組めるチャレンジスペースや多目的会議室、ウッドデッキスペースを備えた。
村が運営し、月、水、金曜日の午前9時から午後5時まで開いている。利用料は当面の間は無料。村の職員がコンシェルジュとして常駐する。旅先で滞在しながら仕事するワーケーションなど、新たな働き方の場を提供し、地域経済の活性化につなげる。
同日、開所式を行い、関係者が施設を見学した。施設名は公募で選出され、名誉村民の詩人草野心平の詩に由来する。遠藤雄幸村長は「うまわるは広がる、生まれるの意味。施設から生まれる新たな挑戦や出会いを持続可能な村づくりにつなげたい」と話した。