福島県郡山市の「白河ラーメンやまだ」 地鶏スープ活用した出汁カレー 昼限定500円で提供

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福島県郡山市の「白河ラーメンやまだ」 地鶏スープ活用した出汁カレー 昼限定500円で提供

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福島県郡山市駅前2丁目の「白河ラーメンやまだ」は昼限定の「出汁カレー」の提供を始めた。廃棄されるチャーシューの切れ端を具材に活用するなど、食品ロス削減を目指している。
同店は2019(令和元)年10月にオープンした。夜間営業が基本で、化学調味料を使用しない濃厚な味わいのラーメンを提供している。
余った地鶏の鶏ガラはイヌやネコ用として来客へ無料で提供。食品を無駄なく使うため、他の活用法も模索していた中で出汁カレーを発案した。
値段は大盛りでもワンコインの税込み500円。利益はほぼないが、物価高騰に苦しむ人を支援しようとこの価格での提供を決めた。
地鶏のうま味を含んだ同店特性のスープをベースにルーを合わせた。一晩寝かせたカレーのようなマイルドな味わいが特長。福神漬けの変わりに刻みタマネギを添え、すっきりと食べられるよう工夫した。
店主の鈴木貴博さん(39)は「お客さんへの日頃の感謝を込めて作っている。ぜひ食べにきて」と話している。
カレー提供のみの昼営業は火、水、木、金曜日の午前11時から午後2時まで。夜営業は日曜日以外。カレー販売はなく、通常のラーメンなどを提供する。時間は午後5時から午前4時まで。(郡山版)