今右衛門　作陶を語る　福島県郡山市のうすい百貨店でギャラリートーク　１７日まで展示会

福島県郡山市のうすい百貨店で開かれている陶芸の重要無形文化財保持者（人間国宝）「十四代今泉今右衛門展」のギャラリートークは１６日、展示会場で開かれた。十四代今右衛門氏が作陶への思いを語り、来場者は有田焼最高級の色絵磁器「色鍋島」に理解を深めた。
今右衛門氏は色鍋島の歴史や自身が切り開いた「雪花墨はじき」や「プラチナ彩」といった技法の誕生秘話を紹介した。フクロウやトラの置物、四季花文や雪白樺文の花瓶などは依頼から生まれた作品とし、「伝統工芸は人との関わり、時代の中で創り上げていくものだ」と語った。
展示会は福島民報社の主催で１７日まで。最終日の観覧時間は午前１０時から午後５時まで。