福島のニュース
なりすまし詐欺被害を防いだとして福島県須賀川署は10日、東邦銀行須賀川東支店に感謝状を贈った。昨年12月にも被害を防いでおり、福島県警は須賀川東支店を「なりすまし詐欺未然防止マイスター」に認定した。
10月29日午後1時過ぎに、80代女性が来店し窓口で現金46万円の送金を依頼してきた。対応した佐藤奏子さんはいつも来店する女性が多額の送金することを不審に思い、福島達也副支店長に相談。県警から配布されていた女性にチェックシートへの記入をお願いしたところ、警察官をかたる、なりすまし詐欺であることが分かった。佐藤さんは昨年12月にも同様の詐欺を未然に防止していた。
県警は複数の未然防止をした金融機関やコンビニエンスストアなどをマイスターに定めており、今回は須賀川東支店を認定した。県内では57店舗目、須賀川署管内では東邦銀行須賀川支店に次いで2店目となる。
贈呈式は須賀川署で行われ、星純也署長が佐藤さんに感謝状、杉崎俊秀県警本部安全・安心まちづくり推進室長が駒木根智之支店長にマイスター認定証と盾を手渡した。星署長は「未然に防いでいただき感謝する」とあいさつした。佐藤さんは「日ごろからお客さんと会話することを大切にしてきた。これからもコミュニケーションを重視した接客を心がけたい」と話した。(県南版)

